輪行とは自転車を分解して袋に入れて、電車などに持ち込むことです。
電車に自転車を載せて移動できると行動範囲が飛躍的に広がります。
その時使う袋を輪行袋といいます。輪行袋にも色々なタイプがあり、自転車のしまい方にも色々な方法がありますが、ここで紹介する方法の特徴は以下です。
- 最初に自転車を逆さに置かない ハンドルが汚れません、GPS、サイクルメータなどがハンドルについていても大丈夫です。
- 自作のチェーンカバーを使う かさばらないし費用もほとんどかからなくて、必要十分です。ちなみにスプロケットのカバー、フレームのカバーは使いません。
- 縦置きでコンパクトです
- 輪行とは自転車を分解して袋に入れて、電車などに持ち込むことです。
- ①必要な備品
- ②前輪のクイックリレーズを緩めて前輪がすぐ外せる状態にします
- ③後輪のクイックリレーズを外します
- ④エンド金具を組み立てます
- ⑤後輪を外してその状態でエンド金具を取り付けます
- ⑥自転車をサドルとエンド金具を使って立たせます
- ⑦ホイールをつけます
- ⑧自作のチェーンカバーをつけます
- ⑨タイベルトを使って前輪後輪を固定します。
- ⑩フロントフォークの保護金具を取り付けます
- ⑪ヘルメットを括りつけます
- ⑫ボトムブラケットにストラップをつけます
- ⑬輪行袋を半分かぶせてストラップを通します
- ⑭輪行袋をかぶせてストラップをヘッドチューブにつけます
- ⑮巾着のひもを縛って出来上がり
- ⑯組み立てるときに
①必要な備品
輪行袋はシートチューブのボトルケージに、エンド金具入れはサドルバックの中に入れています。
輪行袋には輪行袋とタイベルト3本、ストラップ、ひも
エンド金具入れにはエンド金具、フロントフォーク保護金具、自作チェーンカバー
エンド金具のパイプには走行中にカチャカチャ鳴らないようにチューブをかぶせてあります。
以下はメーカーの情報です。
輪行袋:オーストリッチ SL-100 小型輪行袋の定番です
オーストリッチ(OSTRICH) 輪行袋 [SL-100] ブラック 091281
- 出版社/メーカー: オーストリッチ(OSTRICH)
- メディア: スポーツ用品
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エンド金具:オーストリッチ エンド金具ロード用
クイックリレーズが付いていますが使いません(ホイールのクイックリレーズを使います)
フロントフォーク保護金具:オーストリッチ エンド金具(フロント用)
OSTRICH(オーストリッチ) エンド金具 [フロント用] エンド幅100mm
- 出版社/メーカー: オーストリッチ(OSTRICH)
- メディア: スポーツ用品
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クイックリレーズが付いていますが使いません(ホイールのクイックリレーズを使います)
チェーンカバー:自作
こんな感じで作ります。袋になっているのをうまく使います。
②前輪のクイックリレーズを緩めて前輪がすぐ外せる状態にします
緩めた後にフレームを持ち上げて、ホイールが外れることを確認します。そしてここではホイールを外さずに戻しておきます。
③後輪のクイックリレーズを外します
クイックリレーズを緩めて完全に抜き取ってしまいます。そうっとしておけば、この状態からホイールがずれることはありません。
④エンド金具を組み立てます
⑤後輪を外してその状態でエンド金具を取り付けます
フレームを持ち上げて後輪のホイールを外してその状態で組んでおいたエンド金具を取り付けます。
フレームを脇にはさみながらの作業なのでちょっとやりにくいですがここがこの方法のポイントです。取り付けの角度はこれくらいにしておいて後で調整します。
⑥自転車をサドルとエンド金具を使って立たせます
フレームを持ち上げて写真のように立たせます。ハンドルを倒す向きも決めておきます。またここでエンド金具の角度が垂直になるように微調整します。
⑦ホイールをつけます
写真のように前輪ホイールを手前側、後輪ホイールを向こう側に置きます。この時後輪のスプロケットは外側に来るようにします。袋に詰めた自転車をかつぐ方向を決めておけば邪魔にならないし、そちら側には袋の余裕が出るのでスプロケットで輪行袋を汚すこともさほどないと思います。スプロケットでフレームを傷つけることもありません。
タイベルトでホイールを仮止めしていきます。写真のように、一回ボトムチューブに巻き付けておいてからホイールを止めると安定します。この時、クランクはホイールがつけやすい位置にしておきます。
⑧自作のチェーンカバーをつけます
先端の袋の部分にディレイラーのプーリーを入れてチェーンにかぶせていきます。最後に端の輪ゴムをフロントディレイラーのワイヤーの端に引っ掛けて止めます。
⑨タイベルトを使って前輪後輪を固定します。
ここもサドルのレールにタイベルトを一回巻き付けておくと安定します。
最後にバランスを見ながら三本のタイベルトを本締めして固定します。
⑩フロントフォークの保護金具を取り付けます
自転車屋さんでもらえる輸送用のプラスチックの保護具を使う手もありますが、電車の中で自転車を固定する為にフロントフォークをしばりつけておく場合などもあるので、保護金具を使っています。
⑪ヘルメットを括りつけます
ヘルメットを前輪のブレーキあたりにベルトを通して止めます。そのなかにボトル、ポンプ、GPS、輪行袋のカバーなどを入れます。ここではみ出るもの(ボトル、ポンプは適当なひもを使って固定しておくと輪行袋のなかに落っこちることがありません。)
⑫ボトムブラケットにストラップをつけます
ボトムブラケットをくぐらせてストラップを固定します。
⑬輪行袋を半分かぶせてストラップを通します
輪行袋を開いて広げてサドルとエンド金具の位置を合わせて自転車を置きます。エンド金具の方の袋を少し持ち上げてストラップを輪行袋の穴から外に出します。
⑭輪行袋をかぶせてストラップをヘッドチューブにつけます
輪行袋を自転車にかぶせたらストラップをヘッドチューブをくぐらせて留めます。この時ワイヤーをつぶさないように下をくぐらせます。ストラップの長さは丁度フロントフォークをくぐるかどうか程度が丁度良いです。
⑮巾着のひもを縛って出来上がり
担いだところはこんな感じです。ハンドルを倒していない前輪が固定されている側を持ちます。ちなみに右鎖骨を骨折して以来、左肩で自転車を担ぐのが習慣になりました。
⑯組み立てるときに
基本的にたたむときの逆なのですが、エンド金具のクイックリリースを抜くとリアディレイラーが地面に触れてしまいます。なのでちょっと工夫します。
輪行袋について
昔は小型軽量の輪行袋というとオーストリッチの SL-100しか見つからなかったのですが、最近は色々あるようです。(使ってみたことはありませんが、、、)